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安心して暮せる東京つくるため

日本外国特派員協会での講演から

07年 3月15日 更新

 3月13日(火曜)、有楽町の日本外国特派員協会で講演しました。講演後の質疑の時間もたっぷりあったので、いろいろとお話することができました。

万三さんの写真1:クリックすると大きくなります
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 みなさん、こんばんは。ご紹介をいただきました、東京都知事選挙予定候補、元足立区長の吉田万三でございます。

 いよいよ都知事選挙間近になってまいりました。「本当に東京を変えられるのは、この私しかいない」という思いを強くしています。

 今、若者からお年寄りまで、都民のくらしは、本当に大変なときです。住民税増税、医療費の負担、ワーキングプアと呼ばれる若者が増えているような実態です。こういうときに、2期8年続いてきた石原都政は、次々とくらしの予算、福祉の予算、年間わずか数10万円という障害者の予算まで削って、このお金をどんどん大型開発につぎこんできました。

 「今度はオリンピックだ」と言いだしました。私はオリンピックという名前で、さらに7兆、8兆という大型開発にお金をつぎこもうというのが、本音だと見ています。こんなことを許しておいたら、私たちのくらしに使える予算がますますなくなることは目に見えています。

 しかし、そうはいっても、この都政を本当に変えていくのはなまやさしい仕事ではありません。昨年以来、石原都知事のとんでもない実態、豪華な海外視察や税金を使っての飲み食いなど、次々と明るみに出てきて、マスコミも報道するようになりました。このような事実が広く都民にも知られるようになりました。

 石原知事がびくともしないと思われていた時期には、全く批判もしなかった人が、風向きが変わってくると急に野党ポーズをとったり、いろんな人も手を上げるようになってきました。

 先日は、浅野さんが正式に都知事選挙への出馬の記者会見をおこないました。私も、テレビを見て、あ然といたしました。憲法の問題にも触れない。大型開発のことにもいっさい触れない。

 また、「石原さんは憧れの人だった」とか、「1期目は輝かしい実績で、2期目からは悪くなった」とか、言っているのを聞いて驚きました。

 石原さんは、1期目から数々の暴言を吐いております。また、シルバーパスの有料化や、老人福祉手当の切捨てなど、様々な福祉の切捨てを、1期目から始めているのです。

 全国の中で、いわゆる「改革派」と呼ばれる知事さんが、あちこち生まれました。浅野さんもその一人です。談合問題の不祥事などがあって、「改革派」と呼ばれる知事さんがあちこち生まれました。いくつかの共通点があります。談合問題などがあったので入札制度を少し改善したり、情報公開が遅れているから少し情報公開を進めたり、今まで選挙公約とよんでいたものをマニフェストと呼ぶようになったり、こういう共通点があります。

 しかし、最大の共通点は、大型開発優先という税金の使い方には、手を触れないということです。したがって、宮城県もこの肝心要なことには手をつけないので、浅野さんが県知事になった時の県の借金は7000億円、12年経って辞める時には県の借金は1兆4000億円と、借金が2倍になってしまうのは当たり前です。今でも、船が来ないという港の工事が進行中です。

 最近、ニュースで夕張のことがよくとりあげられますが、あの夕張の問題は、他人事でありません。全国の地方自治体が、この「開発優先病」という病気にかかっているのです。一番、体力の弱い人が入院患者第1号になっただけなのです。

 この開発優先の税金の使い方にしっかりとメスを入れることができるかどうか、これが本物の改革かどうかのカギであります。

 この東京で言えば、石原都政のどこが問題で、何を変えなければいけないのかが大事なことで、そのことをはっきりさせない限り、ポーズだとかムードなどでは、本当に変えることはできないのであります。

 確かに、世の中見渡しても、石原さん以上に暴言を吐く人はめったに見あたりません。従って、誰が出てきても、あの人以上ということは考えられないのです。

 ですから、誰が出ても、よりましに見える、それは無理もないことであります。しかし、暴言の吐き方が少なくなったからといって、やってることが石原さんと同じでは、意味がありません。

万三さんの写真2:クリックすると大きくなります
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 私は、今の都政には3つの転換が必要だと考えています。

 1つは、とんでもない都政の私物化。税金を使っての飲み食い。こういうことは、きっぱりとやめて、都民の声が届く都政に切替えができるかどうかであります。

 2つ目は、私たちが汗水流して納めた税金の使い方を、大型開発優先の使い方ではなくて、しっかりと都民のくらしを支える、くらし優先の使い方に切り替えることができるかどうかであります。

 3つ目は、石原さんは、憲法を否定し、憲法改悪の旗振り役をやってきたわけですから、憲法を守り、都政の基本にしっかりとこの憲法をすえていくという転換であります。

 私物化をやめる。大型開発にメスを入れる。そして、憲法をしっかりと守っていく。こういう3つの転換ができるかどうか。これが、本物の改革であるかどうかのカギだと考えています。

 現在、国民投票法案が国会に出され、改憲への動きが強まっている時期であります。こういうとき、この憲法改悪の旗振り役・好戦的な石原都知事を、東京から退陣させることの意味は、日本の将来にとっても、また相互理解を深め信頼と協力が求められるアジアとの関係においても、大変意味があると考えております。

 憲法を守り、いかすことをはっきり主張しているのは、私、吉田万三だけです。

 都民のくらしも大変な時ですから、この大型開発優先の税金の使い方にメスを入れて、しっかりと都民のくらしを支える使い方に切り替えていかなければなりません。

 安倍首相は、再チャレンジなんて言ってますけれども、あれは椅子取りゲームと同じことです。少ない椅子をみんなで奪い合って、誰かがすわれば、誰かがすわれない。そんな再チャレンジ、いくら繰り返していても、私たちのくらしは、良くなるわけがありません。

 政治の役割の第一は何か。大型開発なんかではありません。みんなが安心してくらせる、みんなが安心して働ける、みんなが安心して老後を迎えられる。そういう椅子をしっかりとつくるのが、政治の第一の責任だと私は考えています。

 「くらしの安心」こそすべての安心の基本です。安心して暮せる東京をつくるために頑張ろうと思っています。

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