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住民と心の通い合うあたたかい自治体を

02年11月5日 更新

東京民医連事務局次長 前沢淑子 

 吉田万三氏と長野県栄村を訪問した。田中長野県知事が「県政の原点」と語った村である。いま、栄村の高橋村長は、自らの生涯を綴った「田舎村長人生記」を雑誌『民主文学』に執筆中だ。

 古い役場の建て替えで旧JA栄支所が仮の住まい。その奥の部屋でいつものように気さくに応対してくれた。「田中さんは娘と同世代。知事から『お父さん』と呼ばれたよ」と。そして「『五直し』がでた時はびっくりした。『田なおし』『道なおし』は栄村からの発信。こんなことなら特許を取って置けばよかった」と笑う。

 村の高齢化率は41%、でも寝たきりは2人だけ。老人福祉センターの所長は「元気の秘訣は、農作業を中心に、できる範囲で自らが働いているため」という。「少量多品目栽培」がここの特徴。

 隣同士で助け合おうと発足した「げたはきヘルパー」は2日に1回、高齢者を訪問。「身の丈にあった改革が村長の哲学だ。

 その夜、村長は特別養護老人ホームの誘致の交渉。いま一番の懸案は、隣町の工場閉鎖でリストラされた人たちのこと。何とか新たな雇用を生み出そうと自ら走り回る。

 住民と心の通い合うこんなあたたかい自治体を、万三さんと一緒に足立区でも実現したい。

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