02年10月10日
一昨日、長野県栄村への訪問を速報しましたが、あらためて栄村を訪問したときの様子を報告します。 上越新幹線・越後湯沢駅からバスで約1時間、山を越え、清津峡を越えて行きました。新潟県津南町に隣接している村です。栄村までが千曲川、津南町からが信濃川と言うそうです。 ちなみに、栄村の東側が苗場山、苗場スキー場側から見ると山の向こう側が栄村になります。南西側は志賀高原で山ノ内町に接しています。長野県山ノ内町は足立区と都市提携している町です。 栄村は、日本有数の豪雪地帯。村の中心地・森宮野原駅です。(↑写真をクリックすると大きくなります) 畑の写真は手前がアスパラガス、奥はカタクリです。 村は稲刈りの時期で、脱穀の作業をしていました。 栄村では「一人ひとりが輝くこと」をめざしており、農業を中心とした産業の振興、農産物や絵手紙を通しての都市との交流、住民の立場からの「田直し」「道直し」「下水道整備」などの公共事業、克雪対策、等々に取り組んできたお話を高橋村長からお聞きしました。(↓写真をクリックすると大きくなります) 栄村をもっと詳しく知りたい方には、「自立をめざす村」(自治体研究社)のご一読をお勧めします。 国の補助事業でやると半額補助されるが、幅7メートルなど様々な国の規格が条件になる。住民が必要としているのは除雪車の入れるくらいの幅で、4メートルくらいで十分とのこと。村の単独事業(国の半額補助金なし)でやる方が、ずっと安上がりにできるそうです。 棚田の多い山間地ですが、農業を大事に育てていることが伝わってきます。 これも国の補助規準では農家の負担が大きすぎる為、村直営の事業として、地元を使ってすすめ、経費をずっと安くあげたそうです。これまでに千数百枚の田を350枚に集約したそうです。 駅前のお店で絵手紙展、店頭にも、店内にも全国からの絵手紙が飾ってありました。(↓写真をクリックすると大きくなります) 店内はみんなが気楽に立ち寄れるようになっていました。長野オリンピックの時は世界絵手紙展が開かれたそうです。(↓写真をクリックすると大きくなります) デイサービス、ショートステイなど村の介護サービスの中心になっているのが栄村高齢者総合福祉センターです。地区が分散しているので、小グループごとに小さい車で送迎していました。 地区ごとの介護に対応できるように、「下駄ばきヘルパー」の養成にも力を入れ、現在2、3級あわせて120人のヘルパーが村の社会福祉協議会に登録されているそうです。 栄村振興公社の仕事のひとつです。栄村を紹介してくれた前沢さんと一緒に記念撮影。前沢さんとは、昔一緒の病院で働いていました。写真家の顔も持っています。(↓写真をクリックすると大きくなります) 村の牛乳で作ったソフトクリームも売っています。「本当においしかった」 |