07年 3月 8日 更新
ある方が新たに都知事選に出馬を表明されて、わたしのところにもたくさん取材がくるようになりました。 確かに「改革派」と呼ばれている知事さんは全国にいらっしゃいますが、その中味は「談合・汚職で辞任に追い込まれた自民党県政への批判」と「情報公開」のふたつが、だいたい共通した「改革」の内容です。 しかし、皆さん。これだけでは本当の改革にはならないのです。住民の暮らしと福祉をしっかりと支えるためには、全国の知事さんが冒されている「大型開発病」という病気。ここにメスを入れなければ、皆さんが汗水流して収めている税金を、皆さんのために使うということは出来ないわけです。 宮城県ではあの方がお辞めになった後、あの方が決定したほとんど船の立ち寄らない港の大型開発が今でも続いているんです。7千億円の赤字が、2倍の1兆4千億円に膨らむのは当たり前です。 残念ながら、今「改革派」と呼ばれている知事さんたちも、大型開発・箱モノ行政に巨額の税金を注ぎ込むという本丸には切り込めていないのです。 石原都知事はオリンピックに名を借りた8兆円規模の大型開発に既に着手しています。1千億から2千億はもう積み立ててある。皆さんの暮らしがこんなにも大変な時に、お金の使い方が間違っている。もっと先にやらなければいけないことはたくさんあるのです。 中学生までの医療費の助成制度。これを全都で実施するためには100億円程度あれば出来るんです。わたし吉田万三が都知事になったら、直ちに実行します。看護師が足りない大変な状況の中で、石原さんは看護学校を統廃合して半分にまで減らしてしまいました。とんでもないことです。 削ってはいけないところを全部削って、出さなければいけないところには出し惜しみをする。こうした税金の使い方そのものを180度切り替えることが、本当の改革であり、門や塀を少し手直しするだけではない、改革の本丸なのです。 |
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